トヨタ シエナ 2020
コミューターとしてのシエナの導入
トヨタ自動車のシエナをご存知でしょうか?
新車?旧車?珍車?
いえいえ、シエナはトヨタが北米で製造するミニバンなのです。
トヨタ自動車の販売店の統一化で、兄弟車の整理が始まっているトヨタですので、これ以上の車種の増加は期待できませんが、でかエスティマの初代エスティマ世代の方には、受け入れられるのではと思ってしまいます。
現在北米で販売中のシエナは、全長5085o、全幅1986o、全高1750oというプロポーションで、7人乗りと8人乗りが選べます。
先日日本で販売されたグランエースの全高を低くしたような大きさ感です。
そのままのプライスでの販売は、難しいでしょうが、北米では25,000ドルくらいからのプライスですので、1ドル100円とすると、250万円!くらいなのです。
もう何年も前になりますが、サンフランシスコを訪れた際、現地ガイドがシエナで颯爽と現れ、大人5人を乗車させシリコンバレーに向かいました。
結構体格が良い方もいましたが、車内は快適そのもので、3列シートまで使用しましたが、全く窮屈感が無かったのと3500tのV6エンジンで、ぐいぐい加速していました。
でも、印象はそれだけなのでした。
エクステリアもインテリアも乗り心地もすべて平均点くらい、ひと昔前のトヨタ自動車を表現するときに使用された言葉通りの良くも悪くもない自動車でした。
日本人とアメリカ人の嗜好の違いがあるため、おそらくシエナの日本導入は失敗に終わると思うのですが、現在のミニバンの高級路線、高価格路線も必要ですが、ちょっと商用車然とした割安なミニバンで、可もなく不可もない大らかな自動車が1台くらいあっても良いかなと思います。
現行型シエナは2010年にフルモデルチェンジした3代目にあたるモデルなのですが、もうフルモデルチェンジ直前で、まさに次期型がインターネット上で公表されつつあるという状況です。
今回フルモデルするハリアーの北米版であるヴェンザと同時に公開されました。
今回のシエナは、PLATINUMというアメリカらしいグレードが最上位グレードとして追加されるようですので、平々凡々だったノーマルグレード以外の選択肢が増え、魅力はアップしそうです。
並行輸入車などで、数は少ないですが、中古車市場には出回っていますので、人とは違う1台をお探しの方、シエナはいかがでしょうか。