マニュアルトランスミッション
懐かしのマニュアルトランスミッション
先日、公用車を購入するという知人から相談を受けたときに、昭和ギャグなのか、マニュアルトランスミッションでも購入してみるかという話になりました。
その際、いったいどれだけの職員が運転できるのだろうか?
はたして、マニュアルトランスミッションの自動車を運転できる免許証を持っている職員は何人いるのだろうか?
免許証はAT限定ではない人で、実際にマニュアルトランスミッションの自動車を運転したことある職員は何人いるのだろうか?
などなど、ひょんな一言からふとした疑問につながりました。
そこから昭和エピソードのオンパレードとなったわけですが、当時は、オートマチックトランスミッションと言えば高級車の証と言えるほど、採用車種が限られていましたし、
高級車にもマニュアルトランスミッションの設定がありました。
昭和の都市伝説では、販売される自動車のAT比率が高まった後に、購入する自動車にマニュアルトランスミッションの設定がなかったため、新車時からトランスミッションを載せ替えた人がいるほどだったのです。
MTからAT車に乗り換えて、渋滞や長距離が、すごく楽に感じた感覚を思い出しました。
いまや、タクシーもトラックもATの時代ですので、よほどの自動車好きにしかトランスミッションを選択することはなくなったのかもしれません。
そのことは、新車販売におけるマニュアルトランスミッション車は、数%しかないことが物語っています。
1速から2速、3速と速替えをするときのクラッチを踏んだ状態で、空ぶかしをしてしまうのは習性でしょうか。
恋人とのドライブでのエンストは、超格好悪いなんて、昔の話なのですね。
現在でも、マニュアルトランスミッションを設定している自動車はスポーツカーを中心に、少数ではありますが、生き延びています。
そんなご時世ですが、なんとマツダ自動車の自動車は、軽自動車からSUVに至るまで、多くの車種でマニュアルトランスミッションの設定があります。
https://www.mazda.co.jp/100th/sv/
日本の自動車メーカーで、一番の比率になっています。
いまや少数となっているマニュアルトランスミッションの設定やディーゼルエンジンをいち早く復活させるなど、大手企業に立ち向かうニッチ産業をうまく取り込んでいるような気がします。
何度も消滅しかけているマツダ自動車の強さは、この辺の戦略なのでしょうか。
話はズレましたが、懐かしのマニュアルトランスミッションを、ぜひマツダ自動車の試乗で。
いろいろなことがフラッシュバックすること、間違いなしです。