マツダ CX-8
マツダ CX-8はミニバンにとって代わる新しいSUVのかたち
マツダ CX-8が、若い世代の間で人気が上昇しています。
特に30代以下に人気が出ており、実に購入者層の40%を占めているといいます。
いままで、日本ではミニバンブームが大人数で移動できるクルマが主流でした。
しかし、ミニバンブームが落ち着くと、世界的に人気のSUVブームが日本にも押し寄せ、一気に多くのメーカーがSUVを世に送るようになりました。
そんな中、マツダではミニバンを全て廃止し、SUV路線に舵を切ります。
そしてSUVでもミニバンのように大人数が乗れる3列シートを配したマツダ CX-8が登場し、瞬く間に大きな話題となりました。
マツダ CX-8は、日本の道路事情からするとかなり大柄なボディとなります。
全幅は1840mmもあるので、狭い道ではかなり気を使うことになるでしょう。
しかし、そんな大柄なボディでもヤングファミリー層には大きな魅力に映るようです。
マツダ CX-8の価格帯は、294万8千円から489万600円となっていますが、マツダ CX-8の高級感や装備を考えると、かなり割安と考える人が多いと思われます。
実際に、同クラスのSUVを見ると、BMWやメルセデス、そしてアウディやボルボといったメーカーからラインナップがありますが、それらの輸入車と引けを取らない上質なインテリアと走りはかなり魅力的です。
その走りを支えるパワーユニットは、マツダのスカイアクティブテクノロジーを注ぎ込んだディーゼルエンジンとガソリンエンジンの2本立てですが、マツダ CX-8の走りに合っているのは、低速でも溢れるトルクがあるディーゼルエンジンといえます。
特にディーゼルエンジンは、燃費性能がすれていることに加え、燃料代が安いことが大きな魅力です。
そして、購入層の30代以下では、ディーゼルエンジンに接する機会がほとんどない世代であり、昔の黒鉛を吐きながら「ガラガラ」と走ることを知らないことが功を奏しているともいえるでしょう。
ただ、性能が上がったディーゼルエンジンとはいえ、ガソリンエンジンのように低振動で静かなエンジンとまではいきません。
そのため、ディーゼルエンジンのウィークポイントを知っている世代では、ガソリンエンジンが魅力的に映るでしょう。
このように、全ての年代で納得のいくパワーユニットを備え、しかも輸入車に引けを取らない上質さを持ったマツダ CX-8は、3列シートを備えることからかつてのミニバンのようにも使えるので、多くの人から支持を得るようになったといえます。
特に、走行性能ではミニバンではできない軽やかなハンドルさばきでワインディングを走ることもできるので、ミニバンの走りに不満があるユーザーもマツダ CX-8なら満足が行くことでしょう。