ホイールのコピー品
ホイールにもコピー品の時代
コピー品といえば、ルイビトンなどのブランド品を連想する方も多いでしょう。しかしついに、ホイールのコピー品が販売され、しかも国土交通省が安全基準を満たしている証明として発行している「JWL」の記号を偽装して販売している事件が発生しました。
ホイールはクルマの車重を支え、しかも起伏にとんだ路面からの衝撃を受けながら転がり続ける非常に重要な部品です。
当然この重要部品は、国土交通省が安全と確認したものでなければ、販売できない仕組みとなっています。
同じコピー品でも、ブランドバッグやブランド時計を身に着けていても、命にかかわるようなことは起きません。
しかし、コピー品のホイールは強度に問題があることから命に係わりますから絶対に購入してはいけません。
コピー品のホイールを買わないようにするには、有名カー用品店で販売しているホイールであれば問題ないでしょう。
しかし、ネットが普及して安いホイールが手に入る時代では、自分の知識だけでホイールを購入することになり、コピー品をつかまされる確率が上がります。
そこで注意すべき点は、一般的なコピーブランド品と同じく著しく安いブランドホイールには手を出さないことです。
例えば、有名ホイールメーカーの名前を出して、BBS風といった表記になっている商品は危険ですから慎重に選ばなければなりません。
全ての安いホイールが危険というわけではありませんが、その中で相場よりかけ離れた安さで売られている商品はかなり危険性が高くなるでしょう。
こういった粗悪品は、どうしても中国や韓国、そして東南アジアといった国では普通に販売されているので、その気になれば簡単に日本に輸入できてしまいます。
このように、ネット販売を利用する場合は、消費者個人個人が購入前によく吟味して、わからなければ詳しい方に相談するなど、安いからと飛びつき買いをしないようにすることが重要です。